なんていうか、ずっと行きたかったです。
あの・・純喫茶という場所に。
行きたくて、行きたくて。ああ、純喫茶へ行きたいなあ・・
漠然とそんな思いにかられて。
3月に入ったけどまだまだ寒い中ふらふらと歩きました。

そして、「長栄軒」さんにて、
ミックスサンドとコーヒーをいただきました。
私は普段紅茶党なのですが、この日は無性にコーヒーが飲みたくて
仕方ありませんでした。なぜか。カフェでは紅茶、純喫茶ではコーヒー、喫茶店では・・カフェオレとか?^^そんな感じです。
◎場所は鶴舞駅、”高架下商店街”にあり!
JR鶴舞駅を右手に見ながらまっすぐ進み、何かがありそうで
わくわくの高架下沿いを歩きました。

…すると見つけました。
その魅惑の世界への小さな入り口!

鶴舞駅の高架下・・。
小さな商店が沢山入った(でも半分、シャッター通りなんだけど・・)
魅惑の商店街。
そんな場所があることは知っていましたが、下調べしても、
商店街のHPなどはなく…情報が得られませんでした。
だけど、今時のカフェより、
古くからある純喫茶にどうしても行きたかったのです。
ここになら、ありそうな気がする!と直感しました。

いいですね、赤い文字がなんともレトロ感あふれています。
飲食店や美容室などが入っていますが、
残念ながらもう営業していないお店もちらほら。
そんな中見つけました。本当に”縁”でしょうか。

なんていうか、名前からして駅弁の、
箱に入ったサンドイッチを思い出しますね。
あのレトロなパッケージの。
お店に入っても本当にレトロ・・。
こじんまりとしたお店には皮のソファー席4人掛けが2つ。
カウンター席が5つほどの小さなお店です。
入ってすぐ「いらっしゃいませ。」とカウンターで調理を行っていた、
ママ。お店の奥のソファー席に座って
(奥といっても・・出入り口として、もう1つすぐ後ろに
扉がありました、そちらから入るのもおもしろそう)

メニューを見ていると、うつむき加減のままで、
「もうちょっと待ってね~すぐ来るでね。」の声。「はい・・」と
小さく返事をしたのですが、誰に言っていたのか。
他には、ソファ席に座って談笑中の年輩の女性が2名。
・・私のことですね・・。
暫くして、2階のほうから、お店のマスターかな、おしぼりと
お水を持って来てくれました。う~ん、いいですね、この、
なんか不思議な感じ。
◎純喫茶派にはたまらない!

で、ミルクがでかかった・・。
写真に撮ると多少、持っている手が手前にあるから
遠近感があるせいもありますが、実際大きかったよ・・。
でも中身は、ふつうのクリームだったみたいです。
カフェなどでは、ちょっと多めに普通の牛乳を入れて
くれたりするのですが、違ったみたい^^;最後のほうで、
全部入れちゃえと一気にいったら、ああ!^^;
ここはオムライスなどはなく、食べ物はパンものしかない、
本物の純喫茶ですね。何度かあたっていますが、
逆に貴重な気がしますよね。(好きな人にしかわからないかも?)で、
大体400円前後です。その割に結構ボリュームありますよ。
パン4枚じゃなくて、5枚っていうのが、
こだわりがあっていい!と小さく感動。
薄目のパンもしっとりで美味しかったです。
コーヒーを飲むと・・それまで私の心の中で引っ剥がされた何かが、
静かに修復されていくような、そんな安心感を覚えました。
なんて・・こんな風に書くと、ちょっと泣きそうですけど^^;
寒い日に手の平全体を温めながら飲む喫茶店
のコーヒーは格別です。他に、ロールパンを使った
ホットドッグなどもあり、お得みたいです。次は是非、
トライしたい。気に入りました。

そして、すぐ横に本棚がありましたが、本のチョイスがまた、いい!
喫茶店関係の本がさりげなく入っているあたり、ちょっとほころびます。^^
途中で、お店の入り口近辺に大きな冷蔵庫が配置されていたのには、
ちょっと驚きましたが・・・そういったものが自然となじむ
雰囲気のレトロ喫茶、かなり貴重ですね。
出前の注文か何か入っていたのかも・・と思いましたが、
ママが忙しそうに、カウンターの中で準備をされている様子が
偶然見えました。
これから揚げられるとみえた、カツ。そういえば、カツサンドがある、
純喫茶って・・?ちょっと珍しいのかな。と思いましたが、
どうやらこちら、サンドイッチの専門店でもあるようです!
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